理想は1年です。
ただし1年を切っているからと言って間に合わないからと諦める必要はないですし、限られた時間で限られたことをするしかありません。
残っている時間をいかに有効に使うか、何をやって、何をしない選択をするのか、ということが重要です。
いずれにしてもやるべきは、
①候補者を1人でも多くの有権者に知ってもらうこと
②候補者の熱狂的なファンを5人作ること
③印刷物(ポスターや選挙公報、ビラ、看板)で有権者に違和感を持たせないこと
大きく言えばこの3つです。
1年あれば、仕事をしながらでも選挙の準備に十分時間が使えます。
半年あれば、お金とアイデアと人を集中させ、戦略的に準備ができます。
3か月ならば、すべての時間を選挙準備に集中させ、多くはできないと割り切り、切り捨てながら、やるべきことを徹底的にやります。
参考までに、選挙までに準備すること・やることをざっくりと書き出してみます。
■1回で済むもの
・政治団体の届け出
・ポスター作成
・本番ビラ作成
・選挙公報作成
・写真撮影
・HP作成
・地図づくり
■日々やること
・駅前&スーパー前街宣
・ポスティングご挨拶
・朝の駅頭
・snsなどの更新
・動画撮影
■可能な限り複数回やること
・イベントや勉強会の開催
・チラシ作成
・ボイストレーニング
・演説練習
また上記以外にも、やるべきこと、やってほしいことはたくさんあります。まず最初に立候補の大前提ではありますが、自分の想いを大切な人たち(家族や親類、親しい友人など)に伝え、選挙を応援してもらえるようにしなければなりません。そして、選挙までにどれぐらいの期間があるのか、それによってやるべきことの予定を立て、自分のポテンシャルを知り、推しの政策を決めつつ、イメージカラーや打ち出す雰囲気を決め、写真撮影を済ませていきながら、さまざまな準備をするということです。
ちなみに、選挙が始まって初めてマイクを握ったら、話している内容はグダグダ、声が小さくて何を話しているかよくわからないという状況になりがちです。1度で良いのでプロからボイストレーニングなどを受けて発声方法を学び、選挙前から日常的にマイクで話す機会を持って慣れておくようにしましょう。話す内容は簡単で良いので数パターンを徹底的に作り込み、カンペなどを見ないで話すことができるようにしたいところです。
選挙が始まる前には選挙が終わっている(認知度を上げてある程度の票を獲得しておく)感覚で活動しなければなりませんし、いざ選挙期間に入ったら総仕上げで自分をどんどんアピールしていきます。初めて立候補する場合、選挙中のイメージがしづらく、スタートダッシュが遅くなります。選挙中に初めてマイクを握る、政策を話す、演説をする、ということになりがちで、それでは総仕上げに票を積み重ねることはできません。先を見た戦略で、完璧に仕上げていくことで余裕のある選挙になり、楽しむことさえできてしまいます。